19日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日続落。前場終値は前日比0.39％安の3311.01ポイントだった。深セン成分指数は0.01％安の10543.01ポイントと4営業日続落した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で8685億500万元だった。

　上海総合指数は小高く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退。前日に終値ベースで4日以来2週間ぶりの安値を付けていた上、18日のNY市場のハイテク株高を支えに中国本土市場でも買いが入った。半面、米利下げ観測が後退するなかで資金流出が引き続き警戒された。中国の証券監督管理委員会が午前に開いた月例会議で新たな資本市場下支え措置が打ち出されなかったことも、投資家心理を冷やしたもよう。

　セクター別では不動産、自動車、鉄鋼が売られた半面、電子化学品、貴金属、バッテリー素材が買われた。

　上海B株指数は0.20％高の275.44ポイントと4営業日ぶりに反発。深センB株指数は0.65％安の1247.29ポイントと4営業日続落した。

上海総合指数
　引値：3311.01ポイント
　前日比：-12.84ポイント
　騰落率：-0.39％

上海B株指数
　引値：275.44ポイント
　前日比：0.54ポイント
　騰落率：0.2％

深セン成分指数
　引値：10543.01ポイント
　前日比：-1.01ポイント
　騰落率：-0.01％

深センB株指数
　引値：1247.29ポイント
　前日比：-8.20ポイント
　騰落率：-0.65％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：3933.59ポイント
　前日比：-16.79ポイント
　騰落率：-0.43％

　19日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。前日終値は4日以来2週間ぶりの安値を更新したとあって買い直しが先行。人民元安の一服も投資家心理を支えているもよう。前日に1米ドル＝7.25元を割り込んでいたオフショア人民元（CNH）はきょう朝方に7.23元前後で推移している。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.15％高の3328.70ポイントで推移している。セクター別では、バッテリー素材、電子化学品、半導体が買われる半面、保険、不動産、ガスが売られている。