7日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。米大統領選挙は共和党のトランプ前大統領の当選が確実となったことを受け、米中関係のさらなる悪化への懸念が重しとなっている。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.26％安の3374.90ポイントで推移。セクター別では、バッテリー素材が全面安。貴金属、太陽光・風力発電設備、教育なども売られている。半面、酒造、半導体、不動産開発などが上昇している。

　7日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。米大統領選挙では共和党のトランプ前大統領の当選が確実となったが、トランプ氏は中国からの輸入品に一律60％の関税を課す方針を明らかにしており、米中の貿易戦争への警戒感が相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比0.68％安の20399.52ポイントで推移している。個別では、BYD（01211）や吉利汽車（00175）など自動車株が売られているほか、創科実業（00669）や海底撈国際（06862）の下落も目立つ。金先物相場の下落を受けて紫金鉱業集団（02899）や山東黄金鉱業（01787）など産金株も安い。半面、CNOOC（00883）や中銀香港（02388）が買われている。

上海総合指数
　始値：3359.99ポイント
　前日比：-23.82ポイント
　騰落率：-0.70％

上海B株指数
　始値：282.54ポイント
　前日比：-0.12ポイント
　騰落率：-0.04％

深セン成分指数
　始値：10852.12ポイント
　前日比：-116.02ポイント
　騰落率：-1.06％

深センB株指数
　始値：1261.27ポイント
　前日比：-1.73ポイント
　騰落率：-0.14％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3987.27ポイント
　前日比：-37.01ポイント
　騰落率：-0.92％