29日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。政策の恩恵を受けそうなセクターの買いが続いている。四半期決算を受けた個別物色も相場を支えている。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.52％高の3339.47ポイントで推移。セクター別では、教育や太陽光発電、証券、銀行が上昇する一方、鉄鋼、石炭が下落している。

　29日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。中東情勢を巡る懸念がやや後退し、前日のNY市場が上昇した流れを引き継ぎ、香港市場でも買いが広がっている。また、中国の景気刺激策に対する期待は強いほか、7−9月期決算を材料に個別物色の動きも活発となっているもよう。

　指数は日本時間午前10時31分現在、前日比1.17％高の20841.12ポイントで推移している。個別では、美団（03690）やJDドットコム（09618）が買われて指数を押し上げているほか、信義光能（00968）や無錫薬明康徳新薬開発（02359）なども買われている。半面、原油相場の下落を受けてシノペック（00386）やペトロチャイナ（00857）が売られている。

上海総合指数
　始値：3328.09ポイント
　前日比：5.89ポイント
　騰落率：0.18％

上海B株指数
　始値：282.84ポイント
　前日比：1.91ポイント
　騰落率：0.68％

深セン成分指数
　始値：10706.02ポイント
　前日比：20.13ポイント
　騰落率：0.19％

深センB株指数
　始値：1258.72ポイント
　前日比：0.41ポイント
　騰落率：0.03％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3970.01ポイント
　前日比：5.85ポイント
　騰落率：0.15％