週明け28日の中国本土株式市場で上海総合指数は小高く寄り付いたものの、ほどなくしてマイナス圏に沈んだ。心理的節目の3300ポイント付近の売り圧力が意識されているもよう。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前営業日比0.58％安の3280.41ポイントで推移している。セクター別では、保険と銀行が全面安。バッテリー、半導体、バッテリー素材なども売られている。半面、教育、鉄鋼、不動産サービスなどが上昇している。

　週明け28日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まった。中東を巡る地政学リスクの懸念や前週末の米長期金利の上昇が重荷となる半面、前週末の米ハイテク株高と中国の景気刺激策が投資家心理を支えている。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前営業日比0.15％安の20559.55ポイントで推移している。個別では、中国石油メジャーのCNOOC（00883）、ペトロチャイナ（00857）、シノペック（00386）がそろって下落。銀行株の中国工商銀行（01398）も売られている。一方、火鍋チェーンの海底撈国際（06862）、石炭大手の中国神華能源（01088）が高い。カジノ株のサンズ・チャイナ（01928）と銀河娯楽（00027）も上昇。

上海総合指数
　始値：3300.46ポイント
　前日比：0.76ポイント
　騰落率：0.02％

上海B株指数
　始値：275.73ポイント
　前日比：0.48ポイント
　騰落率：0.17％

深セン成分指数
　始値：10617.90ポイント
　前日比：-1.95ポイント
　騰落率：-0.02％

深センB株指数
　始値：1251.90ポイント
　前日比：3.45ポイント
　騰落率：0.28％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3953.11ポイント
　前日比：-3.31ポイント
　騰落率：-0.08％