23日の米株式市場で、中国ネット・IT株は総じて軟調。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比2.45％安の98.00米ドルと3日続落。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）は2.21％安の89.95米ドルと反落した。主な中国関連ネット・IT株の23日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：98.00米ドル（-2.45％）
　■百度（BIDU）：89.95米ドル（-2.21％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：61.44米ドル（+1.50％）
　■JDドットコム（JD）：40.00米ドル（-0.87％）
　■ウェイボー（WB）：9.11米ドル（-1.41％）
　■ネットイース（NTES）：80.05米ドル（-1.22％）
　■ハロー・グループ（MOMO）：6.89米ドル（-2.34％）
　■滴滴全球（DIDI）：4.65米ドル（+0.65％）
　■捜狐（SOHU）：14.01米ドル（-2.64％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：4.23米ドル（-4.73％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：11.59米ドル（-1.78％）

【3Q決算】深セン投控湾区発展（00737）
【3Q決算】シノペック石油工程技術服務（01033）
【3Q決算】江西金力永磁科技（06680）
【3Q決算】深セン投控湾区発展（80737）
【IPO】地平線機器人（09660）
【権利落日】天倫ガス（01600）(中間配当）
【権利落日】山東黄金鉱業（01787）(中間配当）

　23日のNY株式相場は下落。長期債利回りの上昇が続いたことでセンチメントが悪化した。利下げ期待の後退や米大統領選後の財政悪化懸念などを背景に米10年債利回りは一時4.25％台と7月26日以来の水準まで上昇した。

　ダウ平均は軟調にスタートすると、一時631米ドル安まで下落幅を拡大し、409.94米ドル安（-0.96％）で終了。S&P500も1.52％安まで下落後、0.92％安で終了。ともに3日続落となった。ハイテク株主体のナスダック総合は一時、2.30％安まで下落し、1.60％安で終了。6日ぶりの大幅反落となった。センチメントは悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の18.2ポイントから19.24ポイントに上昇した。

　S&P500の11セクターは不動産、公益の2セクターが上昇し、一般消費財、IT、コミュニケーション、エネルギーなど9セクターが下落した。ダウ平均採用銘柄は、前日に5％超下落したベライゾンが3.28％高と反発した一方、食中毒で１人が死亡したマクドナルドが5.12％安となり、1銘柄でダウ平均を約106米ドル押し下げたほか、3M、アマゾン、アップル、コカ・コーラも2％超下落した。

　半導体株は軒並み安。時価総額上位のエヌビディアが2.81％安となったほか、クアルコム、ブロードコムも3％超下落。フィラデルフィア半導体株指数（SOX指数）は1.14％安と2日続落した。

　引け後に決算を発表したテスラは時間外で12％超上昇。売上高が予想をわずかに下回ったが、調整後の一株当たり利益が0.72米ドルと予想の0.58ドルを上回った。