22日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。人民元安を警戒する売りが出る半面、資本市場支援策を好感する買いが相場を支えている。中国人民銀行（中央銀行）が21日、「証券・ファンド・保険スワップファシリティ（SFISF）」の初回オペの結果を発表した。証券会社など20社が計500億元規模の資産交換に応札した。

　指数は日本時間午前10時47分現在、前日比0.08％安の3265.42ポイントで推移。セクター別では、文化・メディアや保険、自動車が買われる一方で、ソフトウエア開発、太陽光発電設備、コンピューターが売られている。

　22日の香港市場でハンセン指数は小安く寄り付いた後、ほどなくプラス圏に浮上する展開。中国景気の先行き不安は強いものの、一連の景気対策に対する期待感などから買いが広がっているもよう。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.74％高の20629.48ポイントで推移している。個別では、理想汽車（02015）や吉利汽車（00175）の上昇が目立つほか、サンズ・チャイナ（01928）や中国人寿保険（02628）も買われている。半面、レノボグループ（00992）や百度（09888）、新鴻基地産（00016）などが売られている。

上海総合指数
　始値：3263.82ポイント
　前日比：-4.29ポイント
　騰落率：-0.13％

上海B株指数
　始値：271.94ポイント
　前日比：-0.36ポイント
　騰落率：-0.13％

深セン成分指数
　始値：10459.16ポイント
　前日比：-11.75ポイント
　騰落率：-0.11％

深センB株指数
　始値：1238.96ポイント
　前日比：1.00ポイント
　騰落率：0.08％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3923.74ポイント
　前日比：-11.46ポイント
　騰落率：-0.29％