18日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。指数は前日に約3週間ぶりの安値を付けた後とあって、買い戻す動きもみられるものの、国内総生産（GDP）など主要経済指標の発表を控えて様子見ムードは強く、相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.13％高の3173.64ポイントで推移している。セクター別では、貴金属が全面高となっているほか、電子部品やコンシューマーエレクトロニクスも買われている。半面、不動産サービスや不動産開発、教育などが売られている。

　18日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。前日は4日続落し、終値ベースで9月26日以来およそ3週間ぶりの安値を更新しただけに、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い直しが先行。17日の米株式相場の上昇も投資家心理を支えたもよう。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比0.62％高の20204.03ポイントで推移している。個別では、銀行株のHSBC（00005）と中国建設銀行（00939）、中国工商銀行（01398）が買われ、相場の上昇を主導。きょう2024年7−9月期決算を発表する紫金鉱業集団（02899）が高い。半面、中国ネット通販大手のJDドットコム（09618）とアリババ集団（09988）、不動産開発の中国海外発展（00688）と華潤置地（01109）が売られている。

上海総合指数
　始値：3165.97ポイント
　前日比：-3.41ポイント
　騰落率：-0.11％

上海B株指数
　始値：264.86ポイント
　前日比：-0.54ポイント
　騰落率：-0.2％

深セン成分指数
　始値：9868.85ポイント
　前日比：-22.91ポイント
　騰落率：-0.23％

深センB株指数
　始値：1206.09ポイント
　前日比：-1.21ポイント
　騰落率：-0.1％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3780.31ポイント
　前日比：-7.91ポイント
　騰落率：-0.21％