NYMEX原油 中心限月
　　終値：73.24
　　前日比：-0.33
　　騰落率：-0.45％

　COMEX金 中心限月
　　終値：2626.00
　　前日比：-9.40
　　騰落率：-0.36％

　LME銅 3カ月物
　　終値：9675.00
　　前日比：-67.70
　　騰落率：-0.69％

　LMEアルミ 3カ月物
　　終値：2540.92
　　前日比：-28.93
　　騰落率：-1.13％

　10日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。財政部の藍仏安部長が「財政政策の強化と質の高い経済成長の推進」について説明する記者会見が12日に開かれる予定で、具体的な財政支援措置への期待が高まっている。中国人民銀行（中央銀行）がきょう、証券・ファンド・保険会社向けのスワップ制度の創設を発表したことも好感されている。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比2.55％高の21163.07ポイントで推移。オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム（09961）、民営自動車メーカーの吉利汽車（00175）、火鍋チェーンの海底撈国際（06862）が大幅高。アジアを拠点とする生保大手のAIAグループ（01299）、大型ネット株の美団（03690）が買われ、指数を押し上げている。半面、香港不動産株の新鴻基地産（00016）、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技（02382）などが軟調。

　10日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。前日に6％超下げた後とあって、買い戻す動きが優勢となっている。また、中国の国務院新聞弁公室が9日、財政部の藍仏安部長が「財政政策の強化と質の高い経済成長の推進」について説明する記者会見を12日に開くと発表したことを受け、市場では追加対策への期待が高まっており、相場を押し上げているもよう。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.29％高の3268.36ポイントで推移している。セクター別では、銀行や風力発電設備、医療器械などが買われる半面、半導体や証券、不動産サービスなどが売られている。