連休明け8日の中国本土株式市場で上海総合指数は大幅に続伸して始まった。中国当局が打ち出す景気刺激策への期待から全面高の展開となっている。国慶節に伴う休場（10月1−7日）期間中に香港株式相場が大きく上昇したことも投資家心理を強気に傾けた。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前営業日比7.91％高の3600.40ポイントで推移している。幅広いセクターで銘柄が軒並み高。半導体、ソフトウエア開発、電池、電子化学品が急上昇している。

　8日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。前日のNY市場が下落した流れを引き継ぎ、香港市場でも売りが広がっている。また、指数は約2年7カ月ぶりの高値水準とあって、利益確定の売りが相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時33分現在、前日比2.45％安の22534.27ポイントで推移している。個別では、JDドットコム（09618）や美団（03690）、アリババ集団（09988）などが売られて指数を押し下げているほか、華潤万象生活（01209）やトリップ・ドットコム（09961）の下落も目立つ。半面、石薬集団（01093）やSMIC（00981）、東方海外（00316）などが買われている。

上海総合指数
　始値：3674.40ポイント
　前日比：337.90ポイント
　騰落率：10.13％

上海B株指数
　始値：295.07ポイント
　前日比：24.95ポイント
　騰落率：9.24％

深セン成分指数
　始値：11864.11ポイント
　前日比：1334.35ポイント
　騰落率：12.67％

深センB株指数
　始値：1353.03ポイント
　前日比：111.80ポイント
　騰落率：9.01％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4450.37ポイント
　前日比：432.52ポイント
　騰落率：10.76％