週明け30日の中国本土株式市場で上海総合指数は大幅に続伸して始まった。心理的節目の3200ポイントの手前で寄り付くと、あっさり同節目に乗せ、上げ幅を拡大した。中国当局が打ち出した一連の景気対策の効果を期待する買いが膨らんでいる。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前営業日比5.15％高の3246.46ポイントで推移している。セクターでは、ほぼ全セクターが全面高の展開となっている。

　週明け30日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まり、始値で心理的節目の21000ポイントを超えた。27日発表の米国の8月個人消費支出（PCE）価格指数が予想を下回る伸びとなり、米連邦準備理事会（FRB）による追加利下げ期待が強まったもよう。

　指数は日本時間午前10時33分現在、前営業日比2.80％高の21210.25ポイントで推移している。個別では、不動産株の龍湖集団（00960）、恒隆地産（00101）、華潤置地（01109）、医薬品受託開発の薬明生物技術（02269）と無錫薬明康徳新薬開発（02359）が高い。半面、電動工具の創科実業（00669）、中国4大商業銀行の中国建設銀行（00939）、中国工商銀行（01398）が売られている。

上海総合指数
　始値：3194.72ポイント
　前日比：107.19ポイント
　騰落率：3.47％

上海B株指数
　始値：260.81ポイント
　前日比：6.04ポイント
　騰落率：2.37％

深セン成分指数
　始値：9950.65ポイント
　前日比：435.79ポイント
　騰落率：4.58％

深センB株指数
　始値：1204.74ポイント
　前日比：33.20ポイント
　騰落率：2.83％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3846.65ポイント
　前日比：142.97ポイント
　騰落率：3.86％