26日の中国本土株式市場で上海総合指数は安く寄り付いた直後、上げに転じた。中国当局が24日に発表した金融緩和と資本市場支援策、不動産不況対策を受け、関連セクターが買いを集めている。

　指数は日本時間午前10時43分現在、前日比0.24％高の2889.44ポイントで推移。セクター別では、教育、セメント、不動産開発、観光が買われる半面、医療サービス、造船が売られている。

　26日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。中国当局がこれまでに打ち出した金融緩和や不動産支援、株式市場支援を含む一連の景気対策を好感し、引き続き買いが広がっているもよう。

　指数は日本時間午前10時31分現在、前日比0.75％高の19273.42ポイントで推移している。個別では、百度（09888）やJDドットコム（09618）、美団（03690）などネット株が買われているほか、舜宇光学科技（02382）や紫金鉱業集団（02899）の上昇も目立つ。半面、前日に4％超上昇していた薬明生物技術（02269）が利益確定の売りに押されているほか、HSBC（00005）や長江インフラ（01038）も下げている。

上海総合指数
　始値：2893.75ポイント
　前日比：-2.56ポイント
　騰落率：-0.09％

上海B株指数
　始値：242.96ポイント
　前日比：-0.31ポイント
　騰落率：-0.13％

深セン成分指数
　始値：8524.19ポイント
　前日比：-13.54ポイント
　騰落率：-0.16％

深センB株指数
　始値：1089.06ポイント
　前日比：-0.37ポイント
　騰落率：-0.03％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3399.32ポイント
　前日比：-2.21ポイント
　騰落率：-0.06％