17日の香港市場でハンセン指数は安く寄り付いた後、ほどなくしてプラス圏へ浮上。17−18日に開かれる米連邦公開市場委員会（FOMC）で通常の倍となる0.5％の利下げが決まるとの観測が地合いを支えている。もっとも、FOMCの結果を見極めたい投資家心理から模様眺め気分も強い。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.35％高の17483.58ポイントで推移。個別では、ガス会社の新奥能源（02688）、石油メジャーのCNOOC（00883）、ペトロチャイナ（00857）、香港不動産関連の九龍倉置業地産（01997）、Link REIT（00823）などが買われている。半面、自動車ディーラーの中升集団（00881）、医薬品受託開発の薬明生物技術（02269）、無錫薬明康徳新薬開発（02359）、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技（02382）などが下げている。

ハンセン指数
　始値：17386.75ポイント
　前日比：-35.37ポイント
　騰落率：-0.20％

中国企業指数
　始値：6072.82ポイント
　前日比：-17.34ポイント
　騰落率：-0.28％

レッドチップ指数
　始値：3345.92ポイント
　前日比：7.93ポイント
　騰落率：0.24％

■BYD（01211/002594）：中国メディア『IT之家』によると、BYDは独メルセデス・ベンツから高価格帯ブランド「騰勢（DENZA）」の出資持ち分10％を買い取り、合弁を解消したもようだ。

■小米集団（01810）：同社製の電気自動車「SU7」が16日の交通事故で発煙した状況の初期調査結果を明らかにした。

■越秀地産（00123）：リボルビング方式により3億1200万HKドルの融資枠を銀行から取得したと発表した。期間は36カ月間。