13日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。前日の米株高が好感されているほか、指数は7カ月超ぶりの安値水準とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がっている。ただ、中国では14日に小売売上高や鉱工業生産など主要経済指標が発表されるほか、週末から中秋節の連休が始まるため、持ち高調整の売りが相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.06％高の2718.81ポイントで推移している。セクター別では、保険や貴金属、不動産サービスなどが買われる半面、バッテリー素材や酒造、自動車などが売られている。

　13日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。前日の米ハイテク株高の流れを引き継いだ。米連邦準備理事会（FRB）による利下げが続くとの観測が投資家心理を支えているもよう。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比0.83％高の17383.27ポイントで推移している。個別では、金鉱大手の紫金鉱業集団（02899）が大幅高。生活アプリ運営の美団（03690）、石油株のペトロチャイナ（00857）とCNOOC（00883）も買われている。半面、電気自動車の理想汽車（02015）、ビール大手のバドワイザーAPAC（01876）が続落。

上海総合指数
　始値：2718.99ポイント
　前日比：1.87ポイント
　騰落率：0.07％

上海B株指数
　始値：229.49ポイント
　前日比：0.10ポイント
　騰落率：0.04％

深セン成分指数
　始値：8054.43ポイント
　前日比：0.19ポイント
　騰落率：0％

深センB株指数
　始値：1036.53ポイント
　前日比：-0.10ポイント
　騰落率：-0.01％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3174.03ポイント
　前日比：1.56ポイント
　騰落率：0.05％