11日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。中国景気の先行き不安が根強いなか、14日に小売売上高や鉱工業生産など8月の主要経済指標の発表が控えているほか、週末から中秋節の連休が始まるとあって、投資家はリスクを取りづらいもよう。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前日比0.77％安の2723.03ポイントで推移。セクター別では、自動車サービスが全面安。採掘、商業・百貨店、教育、医薬品販売なども安い。半面、バッテリー素材、バッテリー、証券などが上昇している。

　11日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。8月の米消費者物価指数（CPI）の発表を香港時間きょう夜に控え、持ち高を整理する売りが先行。原油先物相場の反落を受けて関連銘柄が売られ、相場の重荷となっている。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比1.27％安の17015.47ポイントで推移している。個別では、中国石油メジャーのCNOOC（00883）、ペトロチャイナ（00857）、シノペック（00386）が大幅安。ニット衣料大手の申洲国際集団（02313）、スポーツ用品の李寧（02331）、都市ガスの新奥能源（02688）も売られている。一方、前日大引け後に自社株買い計画を発表した無錫薬明康徳新薬開発（02359）が逆行高。

上海総合指数
　始値：2732.73ポイント
　前日比：-11.46ポイント
　騰落率：-0.42％

上海B株指数
　始値：229.24ポイント
　前日比：-0.19ポイント
　騰落率：-0.08％

深セン成分指数
　始値：8052.25ポイント
　前日比：-21.58ポイント
　騰落率：-0.27％

深センB株指数
　始値：1054.52ポイント
　前日比：-1.22ポイント
　騰落率：-0.12％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3187.05ポイント
　前日比：-8.71ポイント
　騰落率：-0.27％