6日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。最近の下落を受けて値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がる半面、6日夜に米雇用統計が発表されるとあって、様子見ムードが相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.08％高の2790.42ポイントで推移している。セクター別では、保険や証券、銀行など金融株が買われているほか、貴金属や自動車も高い。半面、太陽光発電設備やバッテリー、コンシューマーエレクトロニクスなどが売られている。

上海総合指数
　始値：2791.76ポイント
　前日比：3.45ポイント
　騰落率：0.12％

上海B株指数
　始値：235.10ポイント
　前日比：0.13ポイント
　騰落率：0.06％

深セン成分指数
　始値：8252.01ポイント
　前日比：2.35ポイント
　騰落率：0.03％

深センB株指数
　始値：1072.09ポイント
　前日比：-0.90ポイント
　騰落率：-0.08％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3261.15ポイント
　前日比：3.39ポイント
　騰落率：0.1％

　香港証券取引所が5日に発表した統計によると、中国本土から香港株に投資する「港股通」（サウスバウンド・トレーディング）は、成約ベースで15億9000万HKドルの売り越しだった。うち上海経由は6億9200万HKドルの売り越し、深セン経由は8億9800万HKドルの売り越しだった。