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　5日の中国本土株式市場で上海総合指数は小幅に反発して始まった。前日終値は心理的節目の2800ポイントを割り込み、今年2月5日以来およそ7カ月ぶり安値を更新しただけに、自律的な反発を見込んだ買いが先行している。人民元の対米ドル相場の上昇も買い安心感につながったもよう。中国人民銀行（中央銀行）が設定したきょうの人民元相場の基準値は1米ドル＝7.0989元で、4月15日以来の元高／ドル安水準。

　指数は日本時間午前10時41分現在、前日比0.07％高の2786.32ポイントで推移している。セクター別では、不動産や医薬品販売、保険、太陽光発電設備が買われる半面、電池、コンシューマーエレクトロニクス、銀行が売られている。

　5日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。米雇用統計の発表を6日に控えて様子見ムードが広がっているものの、指数は前日に終値で8月21日以来2週間ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが優勢となっているもよう。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.38％高の17523.53ポイントで推移している。個別では、九龍倉置業地産（01997）や紫金鉱業集団（02899）、東方海外（00316）などが買われる半面、信義光能（00968）や新奥能源（02688）、理想汽車（02015）などが売られている。