4日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落スタート。心理的節目の2800ポイントを割り込んで寄り付いた。前日の米株安が嫌気されているもよう。中国景気の先行き不安も引き続き地合いを圧迫している。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前日比0.49％安の2789.16ポイントで推移。セクター別では、採掘、造船が全面安。コンシューマーエレクトロニクス、石炭、電子部品なども売られている。半面、保険が全面高となっているほか、医薬品販売、不動産開発・サービス、銀行などが高い。

　4日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。幅広いセクターで売りが先行している。前日の米株式相場で主要3株価指数がそろって大幅に反落したことで投資家心理が悪化したもよう。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比0.90％安の17492.75ポイントで推移している。個別では、中国石油メジャーのCNOOC（00883）、ペトロチャイナ（00857）、シノペック（00386）が大幅下落。金鉱大手の紫金鉱業集団（02899）、石炭大手の中国神華能源（01088）も売られている。半面、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム（09961）、香港商業不動産の九龍倉置業地産（01997）が上昇している。

上海総合指数
　始値：2786.50ポイント
　前日比：-16.48ポイント
　騰落率：-0.59％

上海B株指数
　始値：233.30ポイント
　前日比：0.05ポイント
　騰落率：0.02％

深セン成分指数
　始値：8207.28ポイント
　前日比：-60.77ポイント
　騰落率：-0.73％

深センB株指数
　始値：1075.25ポイント
　前日比：-0.06ポイント
　騰落率：-0.01％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3253.90ポイント
　前日比：-19.53ポイント
　騰落率：-0.6％