■午後0時までの記事一覧：

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　27日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。前日は米利下げ観測を背景とする買いが入って小幅ながら続伸したが、きょうはいったん利益を確定する売りが先行している。23日の米ハイテク株安も投資家心理を冷やしたもよう。

　指数は日本時間午前10時41分現在、前日比0.19％安の2850.21ポイントで推移している。セクター別では、コンシューマーエレクトロニクス、光学光電子、電池、電子部品が下落する半面、ゲーム、採掘、医薬品が上昇している。

　27日の香港市場でハンセン指数は反落スタート。26日の米ハイテク株安の流れを引き継ぎ、香港市場でも大型ネット株の一角が売られ、指数を押し下げている。ハンセン指数は前日に終値ベースで7月15日以来、およそ1カ月半ぶりの高値で終えた後とあって、利益確定売りも出ている。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.61％安の17690.72ポイントで推移。個別では、大型ネット株のJDドットコム（09618）、アリババ集団（09988）、美団（03690）が安い。本土不動産株の龍湖集団（00960）、ガス会社の新奥能源（02688）、ボトル入り飲料水大手の農夫山泉（09633）なども売られている。半面、2024年6月中間決算を発表したトリップ・ドットコム（09961）が大幅高。スマホ部品メーカーの舜宇光学科技（02382）、石油メジャーのCNOOC（00883）、ペトロチャイナ（00857）が堅調。