22日の中国本土株式市場で上海総合指数は小安く寄り付いた後、前日終値を挟んだ一進一退の展開。23日に開かれるジャクソンホール会議で米連邦準備理事会（FRB）のパウエル議長が講演を予定しているとあって、様子見気分が広がっている。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.01％高の2856.93ポイントで推移している。セクター別では、保険と不動産サービスが全面高。通信サービス、風力発電設備、不動産開発、銀行も高い。半面、酒造、美容・ケア、航空・空港運営などが売られている。

　22日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。公表された米連邦公開市場委員会（FOMC）の議事要旨（7月30−31日開催）を受けて9月利下げの見通しが強まり、香港市場でも買いが広がっているもよう。

　指数は日本時間午前10時31分現在、前日比0.43％高の17466.54ポイントで推移している。個別では、前日大きく売られたJDドットコム（09618）が買い戻されているほか、2024年6月中間決算が予想から上振れた小米集団（01810）の上昇も目立つ。百度（09888）や理想汽車（02015）も高い。半面、石薬集団（01093）や薬明生物技術（02269）が売られている。

上海総合指数
　始値：2856.20ポイント
　前日比：-0.38ポイント
　騰落率：-0.01％

上海B株指数
　始値：231.89ポイント
　前日比：0.00ポイント
　騰落率：0％

深セン成分指数
　始値：8234.28ポイント
　前日比：4.53ポイント
　騰落率：0.06％

深センB株指数
　始値：1083.91ポイント
　前日比：0.21ポイント
　騰落率：0.02％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3322.87ポイント
　前日比：1.23ポイント
　騰落率：0.04％