週明け19日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前営業日比1.06％高の17614.62ポイントだった。中国企業指数は1.34％高の6244.19ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で520億HKドル。

　ハンセン指数はプラス圏で堅調に推移した。米連邦準備理事会（FRB）が9月に利下げを開始するとの観測が続くなか、前週末に米株式相場が上昇した流れを引き継ぎ、香港市場でも買いが広がった。また、米長期金利の低下や本土市場の上昇が好感されたほか、決算発表シーズンとあって、業績を手掛かりに個別物色の動きも活発だった。

　個別では、JDドットコム（09618）が5％超上昇して指数を押し上げたほか、子会社の京東健康（06618）が7％超上昇。李寧（02331）や理想汽車（02015）の上昇も目立った。半面、中升集団（00881）やホンコン・チャイナガス（00003）、東方海外（00316）が売られた。

ハンセン指数
　引値：17614.62ポイント
　前日比：184.46ポイント
　騰落率：1.06％

中国企業指数
　引値：6244.19ポイント
　前日比：82.29ポイント
　騰落率：1.34％

レッドチップ指数
　引値：3616.66ポイント
　前日比：31.06ポイント
　騰落率：0.87％

　週明け19日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。前場終値は前営業日比0.53％高の2894.57ポイントだった。深セン成分指数は0.35％高の8379.49ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3741億4800万元だった。

　上海総合指数は小安く寄り付いたものの、ほどなくして切り返すと、その後はプラス圏でもみ合った。米連邦準備理事会（FRB）が9月に利下げを開始するとの観測や先週末の米長期金利の低下が好感された。6月中間決算の発表シーズンとあって、業績を手掛かりに個別物色の動きも活発だった。もっとも、序盤は心理的節目の2900ポイントに乗せる場面もあったが、同水準では伸び悩んだ。

　セクター別では、貴金属、宝飾品、保険が全面高。輸送用設備やゲームなども買われた。半面、コンシューマーエレクトロニクス、光学光電子、医療サービス、製薬などが下げた。

　上海B株指数は0.06％高の235.40ポイント、深センB株指数は0.12％安の1104.98ポイント。