14日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。中国人民銀行（中央銀行）が発表した7月の融資増加額や社会融資総量が市場予想を下回ったことを受け、中国景気の先行き不安が懸念されているもよう。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.20％安の2862.18ポイントで推移している。セクター別では、医薬品販売、バイオ製品、医療サービス、風力設備などが安い。半面、建設コンサルティング、セメント・建材、建設などが買われている。

上海総合指数
　始値：2866.24ポイント
　前日比：-1.71ポイント
　騰落率：-0.06％

上海B株指数
　始値：233.07ポイント
　前日比：0.13ポイント
　騰落率：0.06％

深セン成分指数
　始値：8403.48ポイント
　前日比：-5.74ポイント
　騰落率：-0.07％

深センB株指数
　始値：1103.03ポイント
　前日比：-2.09ポイント
　騰落率：-0.19％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3332.79ポイント
　前日比：-1.60ポイント
　騰落率：-0.05％

　14日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。前日発表された注目の米7月生産者物価指数（PPI）の伸び率が市場予想を下回った。インフレが鈍化したことで米連邦準備理事会（FRB）が利下げを始めやすくなるとの見方から、買いが先行している。

　指数は日本時間午前10時31分現在、前日比0.23％高の17213.53ポイントで推移している。個別では、前日大引け後に2024年6月中間決算を発表した中国生物製薬（01177）と万洲国際（00288）が高い。半導体ファウンドリーのSMIC（00981）、民営自動車メーカーの吉利汽車（00175）、ビール大手のバドワイザーAPAC（01876）も買われている。半面、オンラインゲームのネットイース（09999）、乳業大手の中国蒙牛乳業（02319）が下落。