8日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落スタート。中国景気の先行き不安や地政学的リスクへの懸念が重し。中国の7月の物価統計の発表をあすに控え、積極的な買いは入りにくいもよう。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.36％安の2859.60ポイントで推移している。セクター別では、教育、貴金属、電源設備、造船が全面安。コンピューター設備、自動車も売られている。半面、製薬、不動産サービス、化学肥料などが高い。

　8日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。前日のNY市場が下落した流れを引き継いだ。米長期金利の上昇や地政学的リスクなどが相場の重しとなっているほか、中国では9日に物価統計の発表が控えており、様子見ムードも強まっているもよう。

　指数は日本時間午前10時31分現在、前日比0.89％安の16727.26ポイントで推移している。個別ではAIAグループ（01299）や美団（03690）が売られて指数を押し下げているほか、トリップ・ドットコム（09961）や海底撈国際（06862）の下落も目立つ。半面、CNOOC（00883）やペトロチャイナ（00857）が買われている。

上海総合指数
　始値：2864.76ポイント
　前日比：-5.07ポイント
　騰落率：-0.18％

上海B株指数
　始値：232.69ポイント
　前日比：-0.13ポイント
　騰落率：-0.06％

深セン成分指数
　始値：8415.08ポイント
　前日比：-34.50ポイント
　騰落率：-0.41％

深センB株指数
　始値：1097.98ポイント
　前日比：-0.49ポイント
　騰落率：-0.04％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3332.43ポイント
　前日比：-9.06ポイント
　騰落率：-0.27％