週明け5日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。前週末のNY市場が下落した流れを引き継いだ。2日発表の米7月雇用統計が予想以上に悪化したことで、米景気後退（リセッション）懸念が広がり、本土市場でも売りが広がっている。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前営業日比0.08％安の2903.05ポイントで推移している。セクター別では、貴金属や電子化学品が全面安となっているほか、自動車や鉄道・道路も安い。半面、教育や観光・ホテル、医療サービスなどが買われている。

　週明け5日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。前週末の米株式相場の大幅下落を背景にほぼ全面安で寄り付いた。2日発表の米7月雇用統計が予想以上に悪化したことで、米景気後退（リセッション）懸念が強まった。

　指数は日本時間午前10時33分現在、前営業日比1.31％安の16724.09ポイントで推移している。個別では、国際金融銘柄のHSBC（00005）とAIAグループ（01299）が売られ、相場の重荷となっている。石油株のCNOOC（00883）とペトロチャイナ（00857）、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム（09961）も安い。

上海総合指数
　始値：2889.36ポイント
　前日比：-15.98ポイント
　騰落率：-0.55％

上海B株指数
　始値：234.87ポイント
　前日比：-0.43ポイント
　騰落率：-0.18％

深セン成分指数
　始値：8475.45ポイント
　前日比：-78.10ポイント
　騰落率：-0.91％

深センB株指数
　始値：1109.98ポイント
　前日比：-1.17ポイント
　騰落率：-0.11％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3362.11ポイント
　前日比：-22.28ポイント
　騰落率：-0.66％