1日の香港市場でハンセン指数は安く寄り付いたものの、ほどなくしてプラス圏へ浮上。前日に2％超上昇した後とあって、利益確定売りが出たものの、米国が9月にも利下げを実施するとの見方や中国当局による追加の景気刺激策への期待が買いを支えている。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.12％高の17365.96ポイントで推移。個別では、産金大手の紫金鉱業集団（02899）、石油メジャーのCNOOC（00883）とペトロチャイナ（00857）、アルミメーカーの中国宏橋（01378）などが高い。半面、2024年6月中間期の減益決算を発表したビールメーカーのバドワイザーAPAC（01876）や同業の華潤ビール（00291）が大幅安。前日前引け後に決算を発表したハンセン銀行（00011）が大幅に続落している。

　1日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。米連邦公開市場委員会（FOMC）で9月の利下げの可能性が示されたことを受け、本土市場でも買いが広がっているもよう。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.13％高の2942.63ポイントで推移している。セクター別では、貴金属が全面高となっているほか、漢方薬や電機も買われている。半面、保険が全面安。鉄道・道路や自動車も売られている。

上海総合指数
　始値：2940.12ポイント
　前日比：1.37ポイント
　騰落率：0.05％

上海B株指数
　始値：237.70ポイント
　前日比：-0.25ポイント
　騰落率：-0.11％

深セン成分指数
　始値：8767.33ポイント
　前日比：13.24ポイント
　騰落率：0.15％

深センB株指数
　始値：1123.26ポイント
　前日比：-0.13ポイント
　騰落率：-0.01％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3443.14ポイント
　前日比：1.06ポイント
　騰落率：0.03％