香港証券取引所は17日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、上海A株に投資する「滬股通」（上海コネクト・ノースバウンド）の取引状況は次の通り。

■滬股通（香港→上海）
　　当日の売買代金：578億8330万元
　　買い代金：266億7133万元
　　売り代金：312億1197万元

■当日の売買代金上位10銘柄

1 貴州茅台酒（600519）
　　売買代金：2,142百万元
　　買い代金：1,002百万元
　　売り代金：1,141百万元

2 紫金鉱業集団（601899）
　　売買代金：1,136百万元
　　買い代金：397百万元
　　売り代金：740百万元

3 中国平安保険（601318）
　　売買代金：1,017百万元
　　買い代金：485百万元
　　売り代金：531百万元

4 富士康工業互聯網（601138）
　　売買代金：915百万元
　　買い代金：300百万元
　　売り代金：615百万元

5 中国長江電力（600900）
　　売買代金：803百万元
　　買い代金：239百万元
　　売り代金：564百万元

6 中科寒武紀科技（688256）
　　売買代金：721百万元
　　買い代金：436百万元
　　売り代金：285百万元

7 中国旅遊集団中免（601888）
　　売買代金：666百万元
　　買い代金：282百万元
　　売り代金：385百万元

8 ペトロチャイナ（601857）
　　売買代金：515百万元
　　買い代金：170百万元
　　売り代金：344百万元

9 洛陽モリブデン（603993）
　　売買代金：502百万元
　　買い代金：135百万元
　　売り代金：367百万元

10 賽力斯集団（601127）
　　売買代金：498百万元
　　買い代金：318百万元
　　売り代金：181百万元

　17日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均は6日続伸し、3日連続で史上最高値を更新する一方、ナスダックは3％近い下落となった。これまで上昇を牽引してきたハイテク株を中心に利益確定売りが出るなか、出遅れ銘柄への資金シフトの動きが続いている。米連邦準備制度理事会（FRB）ウォラー理事の発言を受けて9月利下げの観測が高まっていることなどが、こうした流れを後押しした。

　ダウ平均構成銘柄では、決算を受けてジョンソン・エンド・ジョンソンが3.69％高、アップルはハイテク株売りに押され2.53％安となった。

　S&P500の11セクターは生活必需品、エネルギー、金融、不動産、ヘルスケア、公益事業の6セクターが上昇し、素材、資本財・サービス、一般消費財、コミュニケーション、ITの5セクターが下落した。

　バイデン政権が中国に対する半導体関連の規制を強化するとの報道をきっかけに半導体株が軟調。オランダのASMLが決算を受けて大幅安となったことも、売りが強まる要因となった。個別ではエヌビディアが6.62％安、AMDが10.21％安、マイクロンが6.27％安、アームが9.55％安と軒並み大幅安で、SOXは前日比6.8％安となった。

　本日から取引停止になる銘柄と取引再開になる銘柄は次の通り。
　※ストックコネクト採用のA株とB株が対象

★以下の銘柄は本日から取引再開
該当なし

★以下の銘柄は本日から取引停止
◇広匯汽車服務集団（600297）：重要公告発表のため
◇広東海印集団（000861）：資産再編計画発表のため