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7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比0.41%安の3027.40ポイントだった。深セン成分指数は1.37%安の9267.12ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9816億6200万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、前場はおおむねプラス圏で推移した。中国当局の景気対策を期待する買いが先行。中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝行長は6日、全国人民代表大会(全人代)に合わせて開いた記者会見で、「預金準備率を追加で引き下げる余地がある」との見解を示した。もっとも、相場は昨年11月下旬以来の高値で推移しているとあって、利益確定売りが引き続き重荷となった。前場終盤に前日終値を割り込み、後場はマイナス圏でもみ合った。 セクター別では、医療サービス、ソフトウエア開発、コンシューマーエレクトロニクス、太陽光発電設備などが安い。半面、貴金属が全面高となったほか、輸送用設備、観光・ホテル、非鉄金属などが買われた。 A株市場では、欧菲光集団(002456)、歌爾(002241)、曙光信息産業(603019)、用友網絡科技(600588)などテック株の一角が安い。製薬会社の江蘇恒瑞医薬(600276)、免税店運営の中国旅遊集団中免(601888)、太陽電池メーカーの隆基緑能科技(601012)なども売られた。半面、産金株の紫金鉱業集団(601899)、非鉄金属の中国アルミ(601600)、家電株の珠海格力電器(000651)、美的集団(000333)、海信家電集団(000921)などが買いを集めた。電子設備メーカーの富士康工業互聯網(601138)が反発した。 上海B株指数は0.14%高の264.20ポイント、深センB株指数は0.32%安の1069.19ポイントだった。 |
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上海総合指数
引値:3027.40ポイント 前日比:-12.53ポイント 騰落率:-0.41% 上海B株指数 引値:264.20ポイント 前日比:0.36ポイント 騰落率:0.14% 深セン成分指数 引値:9267.12ポイント 前日比:-128.53ポイント 騰落率:-1.37% 深センB株指数 引値:1069.19ポイント 前日比:-3.46ポイント 騰落率:-0.32% 滬深300指数(CSI300指数) 引値:3529.72ポイント 前日比:-21.33ポイント 騰落率:-0.6% |
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7日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.47%安の16361.09ポイントだった。中国企業指数は0.09%安の5667.70ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で505億2000万HKドル。
ハンセン指数は売り買いが交錯し、方向感を欠く値動きとなった。前日の米株高が好感されたほか、中国の税関総署が7日発表した2024年1−2月の米ドル建て貿易統計は輸出が前年同期比7.1%増となり、市場予想の1.9%増から大きく上振れた。ただ、全国人民代表大会(全人代)が開催中とあって様子見ムードが強いほか、8日には米雇用統計、9日には中国物価統計が発表される予定で、積極的な買いは控えられた。 個別では、薬明生物技術(02269)が20.74%安、無錫薬明康徳新薬開発(02359)が16.06%安と急落。中国バイオ企業との契約を安全保障上のリスクを理由に禁じる法案が米議上院の国土安全保障・政府問題委員会を通過したことで、嫌気した売りが膨らんだ。理想汽車(02015)やネットイース(09999)の下落も目立った。半面、決算を発表したJDドットコム(09618)が6%超上昇したほか、金価格の上昇を受けて紫金鉱業集団(02899)も買われた。 |
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