15日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比0.43％高の15947.63ポイントだった。中国企業指数は0.32％高の5403.73ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で265億1000万HKドル。

　ハンセン指数は序盤にマイナス圏に沈んだが、再びプラス圏に浮上すると、心理的節目の16000ポイントに乗せる場面もあった。前日の米株高が好感されたが、本土市場は16日まで春節（旧正月）で休場とあって買い手掛かりに乏しく、値動きは方向感を欠いた。

　個別では、アリババ集団（09988）やAIAグループ（01299）が買われて指数を押し上げたほか、李寧（02331）やLink REIT（00823）、JDドットコム（09618）の上昇も目立った。半面、華潤万象生活（01209）や華潤置地（01109）、中国海外発展（00688）などが売られた。

ハンセン指数
　引値：15947.63ポイント
　前日比：68.25ポイント
　騰落率：0.43％

中国企業指数
　引値：5403.73ポイント
　前日比：17.42ポイント
　騰落率：0.32％

レッドチップ指数
　引値：3171.16ポイント
　前日比：-18.40ポイント
　騰落率：-0.58％

　15日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった後、ほどなくプラス圏に浮上する展開。前日のNY市場で主要3指数がそろって上昇したことが好感されている。ただ、本土市場は16日まで春節（旧正月）で休場とあって買い手掛かりに乏しい上、ハンセン指数は前日に終値で7日以来1週間ぶりの高値を付けており、利益確定の売りが相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前日比0.23％高の15915.44ポイントで推移している。個別では、安踏体育用品（02020）や紫金鉱業集団（02899）、百度（09888）などが買われる半面、理想汽車（02015）や海底撈国際（06862）、碧桂園服務（06098）などが売られている。