7日の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。終値は前日比0.34%安の16081.89ポイントだった。中国企業指数は0.95%安の5421.53ポイント。メインボードの売買代金は概算で1036億3000万HKドル。
ハンセン指数は序盤に高く推移したものの、前引けにかけて下げに転じた。前日は中国当局による資本市場支援策への期待から4%超上昇しただけに、利益を確定する売りが次第に優勢となった。中国の1月の物価統計と金融統計があす発表される予定で、結果を見極めたい投資家は積極的な買いを手控えたもよう。セクター別では不動産・建設と情報技術が上げ、医療・ヘルスケアが下げた。
ハンセン指数構成銘柄では、前日高かったアリババ集団(
09988)が売られ、相場の重荷だった。前日大引け後に2023年10−12月決算を発表したSMIC(
00981)は8%近く下落。不動産株の中国海外発展(
00688)、龍湖集団(
00960)、華潤置地(
01109)、華潤万象生活(
01209)もそろって大幅に反落した。一方、アジア保険会社のAIAグループ(
01299)が続伸し、相場の一定の下支えとなった。医薬関連の上昇が目立ち、薬明生物技術(
02269)、無錫薬明康徳新薬開発(
02359)、阿里健康(
00241)、国薬控股(
01099)が高い。電動工具メーカーの創科実業(
00669)、豚肉大手の万洲国際(
00288)は続伸した。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.64%安の3190.68ポイントと反落。SMICと同業の半導体ファウンドリー、華虹半導体(
01347)の下げがきつい。ライブコマースの東方甄選(
01797)は続落した。半面、データセンターの万国数拠(
09698)、電気自動車の蔚来集団(
09866)が続伸した。