7日の中国本土株式市場で上海総合指数は小高く寄り付いた後、前日終値を挟んだ一進一退の展開。前日に3％超上昇した後とあって、利益確定売りが重荷となる半面、中国当局による資本市場支援策が引き続き下値を支えている。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.03％安の2788.60ポイントで推移。セクター別では、建設コンサルティング、不動産サービス、教育、観光関連などが安い。半面、バッテリー素材が全面高。非鉄金属や証券なども買われている。

　7日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。中国当局による証券市場下支え措置に期待する買いが引き続き相場を押し上げている。前日の米株高も投資家心理を強気に傾けたもよう。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比1.13％高の16318.81ポイントで推移している。個別では、大型株のAIAグループ（01299）と美団（03690）が買われ、相場の上昇を主導。医薬品開発受託の薬明生物技術（02269）と無錫薬明康徳新薬開発（02359）は大幅に続伸している。火鍋チェーンの海底撈国際（06862）も高い。半面、前日大引け後に2023年10−12月決算を発表したSMIC（00981）が売られている。香港公益株の長江インフラ（01038）は続落。

上海総合指数
　始値：2791.51ポイント
　前日比：2.02ポイント
　騰落率：0.07％

上海B株指数
　始値：243.04ポイント
　前日比：0.58ポイント
　騰落率：0.24％

深セン成分指数
　始値：8464.87ポイント
　前日比：4.49ポイント
　騰落率：0.05％

深センB株指数
　始値：1006.11ポイント
　前日比：0.93ポイント
　騰落率：0.09％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3314.03ポイント
　前日比：2.34ポイント
　騰落率：0.07％