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指数: 15分ディレイ
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週明け22日の中国本土株式市場で、上海総合指数は大幅に続落。終値は前営業日比2.68%安の2756.34ポイントだった。深セン成分指数は3.5%安の8479.55ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7940億6800万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、下げ幅を拡大する展開。後場に心理的節目の2800ポイントを割り込むと、一段と下げ足を速め、終値ベースで2020年4月1日以来、約3年10カ月ぶりの安値を更新した。市場で期待されている政策支援を巡る不透明感が地合いを悪化させたもよう。この日に発表された事実上の政策金利となる1月の最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)は1年物と5年物がともに前月と同水準に据え置かれた。また、中国政府が巨額負債を抱える地方政府に対し国家資金を投入する一部のインフラプロジェクトの延期や中止を命じたもようだと外電が報じ、中央政府は景気浮揚を図るものの、債務リスクの解消を進める両面作戦に取り組んでいるとの見方が出た。 セクター別では、ゲーム、電子化学品、電機が全面安となるなど、全セクターで売りが優勢だった。 A株市場では、ゲーム関連の巨人網絡集団(002558)、三七互娯網絡科技集団(002555)、奥飛娯楽(002292)がそろって急落。旅行代理店の中青旅控股(600138)、百貨店運営の王府井集団(600859)、リチウム電池材料の寧波杉杉(600884)、自動車部品メーカーの寧波均勝電子(600699)なども大幅安。2023年12月本決算の速報値を発表した招商銀行(600036)や、台湾・鴻海精密工業傘下の富士康工業互聯網(601138)などが逆行高を演じた。 上海B株指数は1.68%安の220.59ポイント、深センB株指数は2.51%安の993.26ポイントだった。 |
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上海総合指数
引値:2756.34ポイント 前日比:-75.94ポイント 騰落率:-2.68% 上海B株指数 引値:220.59ポイント 前日比:-3.76ポイント 騰落率:-1.68% 深セン成分指数 引値:8479.55ポイント 前日比:-307.47ポイント 騰落率:-3.5% 深センB株指数 引値:993.26ポイント 前日比:-25.57ポイント 騰落率:-2.51% 滬深300指数(CSI300指数) 引値:3218.90ポイント 前日比:-50.88ポイント 騰落率:-1.56% |
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週明け22日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前営業日比1.99%安の15004.77ポイントだった。中国企業指数は1.95%安の5027.31ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で522億6000万HKドル。
ハンセン指数は小動きで始まり、下げ幅を拡大する展開。前引けにかけて、小幅ながら心理的節目の15000ポイントを割り込む場面があった。朝方は前週末の米ハイテク株高を受けた買いが入ったが、中国の思い切った金融緩和や財政出動への期待が後退するなか、資金を引き揚げる動きがあったもよう。ロイター通信は19日、中国の国務院(内閣に相当)が一部の地方政府などに対し、投資完了率が50%に満たないインフラ事業の建設を延期・中止するよう指示したようだと報じた。 個別では、不動産株の華潤置地(01109)と華潤万象生活(01209)、恒隆地産(00101)、龍湖集団(00960)が急落。医薬品関連の翰森製薬(03692)、国薬控股(01099)、京東健康(06618)も安い。ビール大手のバドワイザーAPAC(01876)、火鍋チェーンの海底撈国際(06862)は大幅続落した。半面、パソコン大手のレノボグループ(00992)が続伸。前週末に2023年12月本決算の速報値を発表した招商銀行(03968)も買われた。 |
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