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17日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに大幅に反落。終値は前日比2.09%安の2833.62ポイントだった。深セン成分指数は2.58%安の8759.76ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6375億3000万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いた後、徐々に下げ幅を拡大すると、終値は2020年5月25日以来、約3年8カ月ぶり安値だった。早期利下げ観測が後退し、前日の米株式相場が下落した流れを引き継いだほか、主要経済指標の発表を受けて中国の景気減速が意識され、売りが広がった。注目された2023年の実質国内総生産(GDP)成長率は5.2%となり、政府目標の「5%前後」を上回ったものの、10−12月期は5.2%増と市場予想(5.3%増)から下振れた。セクター別では、太陽光発電設備やバッテリー素材、バイオ製品、貴金属、半導体、電源設備がほぼ全面安となるなど、幅広いセクターで売りが優勢だった。 A株市場では、立訊精密工業(002475)や歌爾(002241)、王府井集団(600859)、中国旅遊集団中免(601888)などが大きく売られたほか、重慶長安汽車(000625)やBYD(002594)も下げた。半面、中聯重科(000157)が高かったほか、大株主による買い増し計画が明らかになった杭州海康威視数字技術(002415)も買われた。 上海B株指数は1.97%安の224.42ポイント、深センB株指数は1.86%安の1027.94ポイント。 |
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上海総合指数
引値:2833.62ポイント 前日比:-60.37ポイント 騰落率:-2.09% 上海B株指数 引値:224.42ポイント 前日比:-4.52ポイント 騰落率:-1.97% 深セン成分指数 引値:8759.76ポイント 前日比:-232.31ポイント 騰落率:-2.58% 深センB株指数 引値:1027.94ポイント 前日比:-19.50ポイント 騰落率:-1.86% 滬深300指数(CSI300指数) 引値:3229.08ポイント 前日比:-71.80ポイント 騰落率:-2.18% |
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17日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に4営業日続落。前場終値は前日比2.81%安の15419.68ポイントだった。中国企業指数は3.00%安の5183.25ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で620億6000万HKドルだった。
ハンセン指数は安く寄り付き、序盤に下げ幅を拡大。前日のNY市場で米長期金利が上昇し、米株式相場が下落した流れを引き継いだ。加えて、中国の主要経済指標の結果を受けて景気減速が改めて意識され、幅広い銘柄に売りが出たもよう。中国国家統計局が午前に発表した2023年10−12月期の国内総生産(GDP)と12月の小売売上高は市場予想から下振れした。主要70都市の12月の新築住宅平均価格(中国国家統計局のデータに基づきロイター通信が算出)は前月比の下落率が0.4%と、23年3月以来9カ月ぶりの大きさだった。 個別では、医薬品ネット通販の阿里健康(00241)と京東健康(06618)の下げがきつい。スポーツ用品の安踏体育用品(02020)、生活アプリ運営の美団(03690)、新エネルギー車のBYD(01211)、都市ガスの新奥能源(02688)は大幅に続落。ビール大手のバドワイザーAPAC(01876)、香港不動産株の恒隆地産(00101)も安い。一方、白物家電大手の海爾智家(06690)が小幅ながら逆行高。 |
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