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指数: 15分ディレイ
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16日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.27%高の2893.99ポイントだった。深セン成分指数は0.31%高の8992.07ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6848億3500万元だった。
上海総合指数は方向感に乏しい展開。安く寄り付いた後、ほどなくして切り返したものの、勢いは続かなかった。中盤はマイナス圏でもみ合ったが、下値の堅さが意識されると終盤に再びプラス圏へ浮上。中国経済の先行き不安が根強いなか、2023年10−12月期の国内総生産(GDP)や、12月の小売売上高、鉱工業生産など主要経済指標の発表をあすに控え、持ち高整理の売りが重荷となった半面、当局による景気対策や相場対策への期待が地合いを支えた。 セクター別では、航空・空港運営と保険が全面高となったほか、観光・ホテル、太陽光発電設備などが上昇した。半面、不動産サービスが全面安。貴金属、百貨店、採掘、不動産開発なども売られた。 A株市場では、太陽光発電設備の総合メーカーの晶澳太陽能科技(002459)、23年12月本決算の増益見通しを発表した半導体製造装置メーカーの北方華創科技集団(002371)、家電メーカーの海信家電集団(000921)、シリコンウエハーメーカーのTCL中環新能源科技(002129)が大幅高。新華人寿保険(601336)、中国太平洋保険(601601)、中国民生銀行(600016)など金融株の一角も買いを集めた。半面、企業向けクラウド大手の用友網絡科技(600588)、環境関連の北京東方園林環境(002310)、福建龍浄環保(600388)、ゲーム関連の完美世界(002624)、奥飛娯楽(002292)などが下げた。 上海B株指数は0.76%高の228.94ポイント、深センB株指数は0.54%高の1047.44ポイント。 |
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上海総合指数
引値:2893.99ポイント 前日比:7.70ポイント 騰落率:0.27% 上海B株指数 引値:228.94ポイント 前日比:1.72ポイント 騰落率:0.76% 深セン成分指数 引値:8992.07ポイント 前日比:28.14ポイント 騰落率:0.31% 深センB株指数 引値:1047.44ポイント 前日比:5.65ポイント 騰落率:0.54% 滬深300指数(CSI300指数) 引値:3300.88ポイント 前日比:19.96ポイント 騰落率:0.61% |
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16日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続落。前場終値は前日比1.92%安の15904.39ポイントだった。中国企業指数は1.85%安の5345.66ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で404億7000万HKドル。
ハンセン指数は序盤に小安く推移した後、下げ幅を拡大。心理的節目の16000ポイントを割り込み、前場の安値圏で引けた。中国の2023年10−12月期の国内総生産(GDP)や、12月の小売売上高、鉱工業生産など主要経済指標の発表をあすに控え、持ち高を整理する売りが幅広いセクターで優勢となった。15日の主要欧州株式相場や、きょうの米ダウ平均先物が下落していることも投資家心理を弱気に傾けたもよう。 個別では、大型株の美団(03690)とHSBC(00005)が売られて相場の重荷となっている。不動産開発の龍湖集団(00960)が7%超下げたほか、不動産管理の碧桂園服務(06098)と華潤万象生活(01209)も安い。医薬品ネット通販の京東健康(06618)、即席めん・飲料大手の康師傅控股(00322)、パソコン大手のレノボグループ(00992)は大幅に続落した。半面、前日急落した百度(09888)が買われた。オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(09961)も反発。 |
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