16日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。中国の2023年10−12月期の国内総生産（GDP）や、12月の小売売上高、鉱工業生産など主要経済指標の発表をあすに控え持ち高を整理する売りが先行。15日の主要欧州市場や、きょうの米ダウ平均先物が下落したことも投資家心理を弱気に傾けたもよう。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.56％安の16124.98ポイントで推移している。個別では、英金融大手のHSBC（00005）が売られ、相場の重荷となっている。都市ガスの新奥能源（02688）、不動産開発の龍湖集団（00960）、食品大手の康師傅控股（00322）も安い。半面、前日急落した百度（09888）が買われている。製薬の翰森製薬（03692）も反発。

　16日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落スタート。2023年10−12月期の国内総生産（GDP）や、12月の小売売上高、鉱工業生産など中国の主要経済指標の発表をあすに控え、持ち高整理の売りが重荷となっているもよう。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.22％安の2880.01ポイントで推移している。セクター別では、ゲームと貴金属が全面安。インターネットサービス、コンピューター設備なども安い。半面、観光・ホテル、太陽光発電設備、航空・空港運営などが買われている。

上海総合指数
　始値：2881.56ポイント
　前日比：-4.73ポイント
　騰落率：-0.16％

上海B株指数
　始値：227.49ポイント
　前日比：0.27ポイント
　騰落率：0.12％

深セン成分指数
　始値：8946.93ポイント
　前日比：-17.00ポイント
　騰落率：-0.19％

深センB株指数
　始値：1042.26ポイント
　前日比：0.47ポイント
　騰落率：0.05％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3272.57ポイント
　前日比：-8.35ポイント
　騰落率：-0.25％