3日の中国本土株式市場で上海総合指数は安く寄り付いたものの、ほどなくしてプラス圏へ浮上。中国景気の先行き不透明感が根強いなか、政策期待が相場を支えているもよう。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.10％高の2965.39ポイントで推移。セクター別では、漢方薬、保険、バッテリー素材が全面高。半面、造船が全面安となっているほか、自動車部品、ゲーム、電子部品などが売られている。

　3日の香港市場で、ハンセン指数は続落して始まった。前日のNY市場で、米長期金利の上昇を背景にハイテク株が売られた流れを引き継いだ。週内に米国の雇用関連指標が相次いで発表されるとあって、持ち高調整の売りも出ているもよう。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前日比1.03％安の16615.87ポイントで推移している。個別では、ネット株のJDドットコム（09618）、百度（09888）、美団（03690）、アリババ集団（09988）が売られ、相場の重荷となっている。医薬品ネット通販の京東健康（06618）、パソコン大手のレノボグループ（00992）も安い。一方、食品・飲料株の華潤ビール（00291）、康師傅控股（00322）、海運株の東方海外（00316）が買われている。

上海総合指数
　始値：2957.11ポイント
　前日比：-5.17ポイント
　騰落率：-0.17％

上海B株指数
　始値：232.63ポイント
　前日比：0.21ポイント
　騰落率：0.09％

深セン成分指数
　始値：9527.11ポイント
　前日比：2.42ポイント
　騰落率：0.03％

深センB株指数
　始値：1092.65ポイント
　前日比：11.65ポイント
　騰落率：1.08％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3379.75ポイント
　前日比：-6.60ポイント
　騰落率：-0.19％