■小米集団（01810）：2開発中の電気自動車（EV）「SU7」を8日に北京市で開いた発表会で披露した。同社の雷軍・会長兼最高経営責任者（CEO）は価「格設定は確かに少し高いが、それだけの理由はある」と述べた。

■越秀地産（00123）：傘下企業の広州宏泰房地産開発が公開入札を通じ、広州市天河区の「世界大観」2期の開発用地を落札した。取得価格は43億9400万元。販売用の住宅・商業物件を建設する予定。

■中銀航空租賃（02588）：欧州エアバスの中型機「A321neo」4機と「A320neo」2機を購入することで合意した。引き渡しは2027−28年の予定で、独コンドル航空にリースする。

　香港証券取引所は28日、深セン市場との相互株式取引「深港通（深セン・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（深）」（深センコネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（深セン→香港）
　　当日の売買代金：153億2759万HKドル
　　買い代金：74億5073万HKドル
　　売り代金：78億7686万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

1 テンセント（00700）
　　売買代金：1,842百万HKドル
　　買い代金：1,095百万HKドル
　　売り代金：747百万HKドル

2 美団（03690）
　　売買代金：885百万HKドル
　　買い代金：514百万HKドル
　　売り代金：371百万HKドル

3 小米集団（01810）
　　売買代金：766百万HKドル
　　買い代金：336百万HKドル
　　売り代金：429百万HKドル

4 南方東英ハンセンテック指数ETF（03033）
　　売買代金：612百万HKドル
　　買い代金：77百万HKドル
　　売り代金：535百万HKドル

5 CNOOC（00883）
　　売買代金：545百万HKドル
　　買い代金：292百万HKドル
　　売り代金：253百万HKドル

6 トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン（02800）
　　売買代金：494百万HKドル
　　買い代金：60百万HKドル
　　売り代金：433百万HKドル

7 快手科技（01024）
　　売買代金：382百万HKドル
　　買い代金：212百万HKドル
　　売り代金：170百万HKドル

8 理想汽車（02015）
　　売買代金：323百万HKドル
　　買い代金：188百万HKドル
　　売り代金：135百万HKドル

9 李寧（02331）
　　売買代金：307百万HKドル
　　買い代金：49百万HKドル
　　売り代金：258百万HKドル

10 チャイナ・モバイル（00941）
　　売買代金：222百万HKドル
　　買い代金：105百万HKドル
　　売り代金：117百万HKドル

　29日の香港市場は軟調な相場か。前日のハンセン指数は大幅に続伸し、終値ベースで11月28日以来1カ月ぶりの高値を付けただけに、短期的な過熱感から売りが出そうだ。きょうは年内最後の取引日で特段の新たな材料に乏しく、薄商いが予想される。来年1月2日に取引を再開する。

　もっとも、下値を売り込む動きは限られるだろう。米連邦準備理事会（FRB）が早ければ来年3月の米連邦公開市場委員会（FOMC）で利下げを始めるとの期待は続いている。年末で機関投資家が運用成績を良く見せるための「お化粧買い」なども入りやすい。

　28日のNY株式相場はダウ平均が3日続伸し、連日で過去最高値を更新した。米10年債利回りが上昇したことが重しとなったものの、来年の利下げ転換期待やインフレ沈静化見通しなどを背景に底堅く推移した。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は5営業日ぶりに小反落した。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は高安まちまち。英金融大手のHSBC（00005）、新エネルギー車のBYD（01211）が香港終値を上回った半面、中国ネット通販大手のアリババ集団（09988）、香港公益株のホンコン・チャイナガス（00003）、不動産開発の華潤置地（01109）が下回って引けた。