28日の中国本土株式市場で上海総合指数は小安く寄り付いたものの、ほどなくしてプラス圏に浮上。前日に反発したものの、指数が依然として1年2カ月ぶりの安値圏で推移しているとあって、値ごろ感が出た銘柄を買い戻す動きが引き続き相場を支えているもよう。

　指数は日本時間午前10時43分現在、前日比0.19％高の2920.16ポイントで推移。セクター別では、バッテリー素材が全面高。太陽光発電設備、非鉄金属、バッテリーも高い。半面、ゲーム、海運・港湾運営、教育が全面安。

　NYMEX原油 中心限月
　　終値：74.11
　　前日比：-1.46
　　騰落率：-1.93％

　COMEX金 中心限月
　　終値：2093.10
　　前日比：23.30
　　騰落率：1.13％

　LME銅 3カ月物
　　終値：8690.35
　　前日比：119.60
　　騰落率：1.40％

　LMEアルミ 3カ月物
　　終値：2387.00
　　前日比：69.35
　　騰落率：2.99％

　28日の香港市場でハンセン指数は続伸して始まった。早期利下げ転換期待や米10年債利回りの低下が引き続き支援となり、前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前日比0.80％高の16757.41ポイントで推移している。個別では、中国宏橋（01378）や九龍倉置業地産（01997）の上昇が目立つほか、トリップ・ドットコム（09961）やJDドットコム（09618）も買われている。半面、新奥能源（02688）や信義光能（00968）、華潤置地（01109）などが売られている。