■蔚来集団（09866）：アブダビ政府系投資会社CYVNホールディングスから22億米ドルの追加出資が完了したと発表した。これにより、CYVNの持ち株比率は20.1％に上昇した。

■山東黄金鉱業（01787）：第三者割当増資の調達規模を最大46億元に縮小すると発表した。今年3月22日の臨時株主総会で、A株の割り当てにより最大73億8300万元を調達する権限が取締役会に認められたが、「足元の市場環境の変化と会社の実際状況に対応する」として12月27日の取締役会で規模縮小を決めた。

■ネットイース（09999）：未成年の年末年始のゲームプレー時間を制限すると発表した。12月29日から来年1月1日まで、プレーできる時間帯を午後8時から午後9時までに限定する。

　28日の香港市場は前日の米株高を好感して買いが先行するものの、上値の重い展開となるか。27日のNY株式相場は主要3指数がそろって上昇。年内最終週で薄商いとなったが、早期利下げ転換期待や米10年債利回りの低下が引き続き支援となった。ダウ平均はおおむねプラス圏で推移し、111.19米ドル高（+0.30％）と2日続伸して終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.14％高、0.16％高と4日続伸した。

　一方、中国の国家統計局が27日に発表した統計によると、2023年11月の工業企業（年間売上高2000万元以上の企業）の税引き前利益は前年同月比29.5％増となり、市場予想から上振れた。上げ幅は10月（2.7％増）から大きく拡大し、4カ月連続でプラス成長となったことは投資家心理の改善につながっている。ただ、ハンセン指数は前日に終値で18日以来の高値を付けており、利益確定の売りが出やすいほか、年末とあって持ち高調整の動きも予想され、相場の重しとなりそうだ。

　香港証券取引所は27日、深セン市場との相互株式取引「深港通（深セン・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（深）」（深センコネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（深セン→香港）
　　当日の売買代金：155億4648万HKドル
　　買い代金：81億904万HKドル
　　売り代金：74億3744万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

1 テンセント（00700）
　　売買代金：4,046百万HKドル
　　買い代金：2,142百万HKドル
　　売り代金：1,904百万HKドル

2 CNOOC（00883）
　　売買代金：775百万HKドル
　　買い代金：367百万HKドル
　　売り代金：409百万HKドル

3 南方東英ハンセンテック指数ETF（03033）
　　売買代金：572百万HKドル
　　買い代金：567百万HKドル
　　売り代金：6百万HKドル

4 SMIC（00981）
　　売買代金：490百万HKドル
　　買い代金：227百万HKドル
　　売り代金：263百万HKドル

5 小米集団（01810）
　　売買代金：469百万HKドル
　　買い代金：179百万HKドル
　　売り代金：290百万HKドル

6 チャイナ・モバイル（00941）
　　売買代金：425百万HKドル
　　買い代金：236百万HKドル
　　売り代金：189百万HKドル

7 美団（03690）
　　売買代金：321百万HKドル
　　買い代金：157百万HKドル
　　売り代金：163百万HKドル

8 理想汽車（02015）
　　売買代金：313百万HKドル
　　買い代金：203百万HKドル
　　売り代金：110百万HKドル

9 東方甄選（01797）
　　売買代金：278百万HKドル
　　買い代金：137百万HKドル
　　売り代金：141百万HKドル

10 快手科技（01024）
　　売買代金：257百万HKドル
　　買い代金：68百万HKドル
　　売り代金：189百万HKドル