週明け18日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落スタート。早期の米利下げ観測の後退や、中国の景気減速への警戒感からリスクを回避する動きが先行している。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前営業日比0.12％安の2938.92ポイントで推移。セクター別では、造船が全面安。ゲーム、観光・ホテル、ガスなども売られている。半面、海運・港湾運営、物流、建設コンサルティングなどが堅調。

　週明け18日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。前週末は大幅に続伸し、およそ2週間ぶりの高値圏となっただけに、利益確定売りが先行。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が米時間15日朝のCNBCの番組で「目下のところ利下げについて具体的に協議をしていない」などと述べ、市場で高まっていた早期利下げ観測に冷や水を浴びせた格好になった。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.79％安の16659.70ポイントで推移。個別では、大型金融株のHSBC（00005）、中国平安保険（02318）が売られ、相場の重荷となっている。都市ガスの新奥能源（02688）、乳業大手の中国蒙牛乳業（02319）、不動産株の龍湖集団（00960）と華潤万象生活（01209）の下げがきつい。一方、海運大手の東方海外（00316）、電動工具メーカーの創科実業（00669）が買われている。

上海総合指数
　始値：2936.58ポイント
　前日比：-5.98ポイント
　騰落率：-0.20％

上海B株指数
　始値：225.67ポイント
　前日比：-0.45ポイント
　騰落率：-0.2％

深セン成分指数
　始値：9346.95ポイント
　前日比：-38.38ポイント
　騰落率：-0.41％

深センB株指数
　始値：1063.89ポイント
　前日比：-0.11ポイント
　騰落率：-0.01％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3329.19ポイント
　前日比：-12.36ポイント
　騰落率：-0.37％