13日の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。終値は前日比0.89%安の16228.75ポイントだった。中国企業指数は1.13%安の5550.90ポイント。メインボードの売買代金は概算で754億5000万HKドル。
ハンセン指数は低調な商いの下で下げ幅を次第に広げた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を香港時間14日未明に控え、幅広いセクターで持ち高を整理する売りが優勢となった。中国指導部が来年の経済運営方針を決める「中央経済工作会議」が11−12日に開かれたものの、決定内容に新たな買い材料が乏しいとの見方から失望売りが出たもよう。
ハンセン指数構成銘柄では、前日高かった不動産株の九龍倉置業地産(
01997)、中国海外発展(
00688)、華潤置地(
01109)、華潤万象生活(
01209)がそろって下落した。ガラス大手の信義ガラス(
00868)、本土中堅銀行の招商銀行(
03968)、海運大手の東方海外(
00316)も大幅に反落した。一方、中国スマートフォン大手の小米集団(
01810)、製薬の翰森製薬(
03692)、オンラインゲームのネットイース(
09999)は大幅に続伸した。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.18%安の3686.21ポイントと反落。ライブコマースの東方甄選(
01797)、データセンターの万国数拠(
09698)の下げがきつい。電気自動車の小鵬汽車(
09868)と蔚来集団(
09866)も大幅安。半面、スマホ部品・製造受託のBYDエレクトロニック(
00285)が買われた。