ハンセン指数
　始値：17019.17ポイント
　前日比：-23.71ポイント
　騰落率：-0.14％

中国企業指数
　始値：5842.73ポイント
　前日比：-14.81ポイント
　騰落率：-0.25％

レッドチップ指数
　始値：3361.62ポイント
　前日比：-1.65ポイント
　騰落率：-0.05％

■江西カン鋒リチウム（01772/002460）：メキシコ経済省は、同社子会社3社に与えていた鉱山採掘権を取り消す措置を維持する決定を下した。同社は今年8月に取り消し通知を受け、メキシコ当局に撤回を求めていた。

■テキスウインカ（00321）：11月30日大引け後、ファッション・タイム・ベトナムの全株式と株主貸付を7900万米ドルで買収する手続きが完了したと発表した。ファッション・タイム・ベトナムはテキスウインカの全額出資子会社となり、連結対象に加わる。

■中国恒大集団（03333）：2023年10月末時点で、償還期限が過ぎても未払いの恒大地産集団の債務は約3013億6300万元。ほかに同時点で恒大地産集団が延滞している商業手形は約2059億3300万元に上る。

　1日の香港市場は神経質な相場か。米金融政策と中国景気の今後を見極める上で重要なイベントを前に、積極的な売買を手控えるムードが広まりそうだ。香港時間あす未明、米連邦準備理事会（FRB）のパウエル議長が討論会に参加する。ウォラーFRB理事の11月28日の講演をきっかけに、FRBが早期に利下げに転換するとの観測が浮上して金利を下押しする圧力が高まっていただけに、パウエル氏から市場の見方をけん制する発言があるかが注目される。

　きょう午前には、中国メディアの財新が11月の中国製造業購買担当者景気指数（PMI）を発表する。中国国家統計局が11月30日に発表した11月の製造業PMIは市場予想から下振れし、2カ月連続で景況感の分かれ目となる50を割り込んだ。財新の製造業PMIも予想を下回れば、投資家心理が悪化するだろう。半面、中国政府による景気浮揚策への思惑買いが相場を下支えする展開があり得る。

　11月30日のNY株式相場はダウ平均が3日続伸。FRBが注目するインフレ指標が鈍化し、利上げサイクルの終了や来年の利下げ転換期待が高まった。好決算を発表したセールスフォースが大幅に上昇したことも買いを誘い、年初来高値を更新した。一方、足もとで大きく上昇したエヌビディアなどのハイテク株が利益確定売りに押されナスダック総合が続落した。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は、中国インターネットサービス大手のテンセント（00700）、香港公益株のホンコン・チャイナガス（00003）が香港終値を下回った半面、英金融大手のHSBC（00005）、中国ネット通販大手のアリババ集団（09988）が上回って終えた。