ハンセン総合指数のサブインデックスである12の業種別指数のうち、30日は上昇が8業種、下落が4業種、変わらずがゼロ業種だった。（　）内は前日比騰落率。

　1　通信：1,273.30（+1.25％)
　2　情報技術：9,243.35（+1.21％)
　3　公共事業：4,598.13（+1.05％)
　4　必需消費財：15,516.03（+0.98％)
　5　エネルギー：8,899.50（+0.98％)
　6　素材：5,648.17（+0.54％)
　7　医療・ヘルスケア：10,196.80（+0.41％)
　8　不動産・建設：1,596.18（+0.05％)
　9　コングロマリット：1,259.25（-0.01％)
　10　工業：901.53（-0.12％)
　11　金融：2,915.51（-0.4％)
　12　一般消費財：2,369.41（-0.59％)

香港メインボード　株価値下がりランキング

NO.　銘柄名（コード）：株価（騰落率）

　1　Y.T.リアルティー（00075）：0.400HK$（-21.57％）
　2　安領国際（01410）：0.495HK$（-20.16％）
　3　天彩控股（03882）：0.720HK$（-19.10％）
　4　江蘇瑞科生物技術（02179）：9.120HK$（-18.13％）
　5　中国順客隆（00974）：0.500HK$（-16.67％）
　6　バウハウス（00483）：0.460HK$（-16.36％）
　7　迪諾斯環保科技（01452）：0.067HK$（-16.25％）
　8　卓悦控股（00653）：0.044HK$（-15.38％）
　9　高科橋光導科技（09963）：0.330HK$（-15.38％）
　10　曠逸国際（01683）：0.103HK$（-14.88％）

香港GEM　株価値下がりランキング

NO.　銘柄名（コード）：株価（騰落率）

　1　駿傑集団（08188）：0.072HK$（-18.18％）
　2　東駿控股（08383）：0.056HK$（-17.65％）
　3　泰錦控股（08321）：0.184HK$（-13.62％）
　4　国茂控股（08428）：1.480HK$（-12.94％）
　5　嬾猪科技（08379）：0.088HK$（-12.87％）
　6　シンリー・ソフト（08076）：0.015HK$（-11.76％）
　7　民信国際（08456）：0.221HK$（-11.60％）
　8　大地国際集団（08130）：0.024HK$（-11.11％）
　9　大地教育（08417）：0.016HK$（-11.11％）
　10　大唐潼金（08299）：0.147HK$（-10.91％）

　30日の香港株式市場で、ハンセン指数は5営業日ぶりに反発。終値は前日比0.29％高の17042.88ポイントだった。中国企業指数は0.66％高の5857.54ポイント。メインボードの売買代金は概算で1391億1000万HKドルだった。

　ハンセン指数は方向感に乏しく、前日終値を挟んだ一進一退の展開。午前中に発表された11月の中国製造業購買担当者景気指数（PMI）が49.4と市場予想の49.7を下回ったことを受け、中国の景気悪化への懸念が重荷となった。一方、前日まで4営業日続落し、およそ1カ月ぶりの安値を付けた後とあって、割安感の強まった銘柄を買い戻す動きが相場を支えた。序盤は下げ幅を拡大する場面もあったが、その後はおおむね17000ポイント付近でもみ合った。

　ハンセン指数構成銘柄では、製薬株の翰森製薬（03692）、自動車ディーラーの中升集団（00881）が高い。IT大手のテンセント（00700）が大幅に反発し、指数を押し上げた。非鉄金属の中国宏橋（01378）、台湾系食品メーカーの康師傅控股（00322）も買いを集めた。半面、医薬品ネット通販の阿里健康（00241）、長江グループ不動産・公共事業会社の長江実業集団（01113）、自動車メーカーの吉利汽車（00175）、医薬品受託開発の薬明生物技術（02269）、アジア生保のAIAグループ（01299）の下げがきつい。

　そのほかでは、2023年9月中間決算が43％増益となった宝飾品の製造販売事業、六福集団（00590）が7.39％高と急伸。一方、動画プラットフォーム、ビリビリ（09626）が10.99％安と急落した。同社は29日大引け後、23年7−9月期決算の発表と同時に、ゲーム部門の業績予想下振れを理由に、23年通期の売上高が225億−235億元の予想レンジの下限になる見通しを示した。