22日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。米連邦公開市場委員会（FOMC）議事要旨で金融引き締め策の継続姿勢が示されたことが重しとなり、前日のNY市場が下落した流れを引き継いで続落して始まったが、中国政府による政策への期待は根強く、一定の支えとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.08％安の3065.49ポイントで推移している。セクター別では、バッテリー素材が全面安となっているほか、自動車や自動車部品も売られている。半面、不動産開発や小売り、ソフトウエア開発などが買われている。

　22日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まった。前日の米株式相場がハイテク銘柄を中心とする売りに押された流れを引き継ぐ半面、米長期金利の低下を好感する買いが入っている。四半期決算を受けた売買が目立つ。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.01％安の17,732.561ポイントで推移している。個別では、大型ネット株のアリババ集団（09988）、不動産株の龍湖集団（00960）、華潤置地（01109）が高い。前日大引け後に2023年7−9月期決算を発表した銘柄では、百度（09888）が買われる一方でトリップ・ドットコム（09961）が大幅に下落。ガラス大手の信義ガラス（00868）、電動工具の創科実業（00669）も売られている。

上海総合指数
　始値：3060.50ポイント
　前日比：-7.43ポイント
　騰落率：-0.24％

上海B株指数
　始値：233.63ポイント
　前日比：0.02ポイント
　騰落率：0.01％

深セン成分指数
　始値：9957.54ポイント
　前日比：-39.55ポイント
　騰落率：-0.4％

深センB株指数
　始値：1081.66ポイント
　前日比：-0.54ポイント
　騰落率：-0.05％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3569.44ポイント
　前日比：-11.63ポイント
　騰落率：-0.32％