13日の米株式市場で、中国ネット・IT株はまちまち。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比0.59％安の82.26米ドルと反落。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）は1.20％高の107.21米ドルと続伸した。主な中国関連ネット・IT株の13日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：82.26米ドル（-0.59％）
　■百度（BIDU）：107.21米ドル（+1.20％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：35.21米ドル（+3.83％）
　■JDドットコム（JD）：25.75米ドル（-0.04％）
　■ウェイボー（WB）：11.09米ドル（-1.42％）
　■ネットイース（NTES）：115.13米ドル（+1.10％）
　■モモ（MOMO）：6.96米ドル（+0.29％）
　■捜狐（SOHU）：10.13米ドル（+15.90％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：1.83米ドル（-0.54％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：7.43米ドル（+0.81％）

　13日のNY株式相場は高安まちまち。先週末にムーディーズが米国債格付けの見通しを「ネガティブ」に引き下げ、最高格付け「Aaa」としている格付けを見直す姿勢を示したことの影響が懸念されたが、米国債利回りがおおむね安定的に推移したことが支えとなった。ただ、翌日の米10月消費者物価指数（CPI）の発表を控えた様子見姿勢が強まったほか、週末につなぎ予算の期限を迎えることで、政府債務上限問題への警戒感も上値の重しとなった。

　ダウ平均は軟調にスタートしたが、122米ドル高まで上昇し、54.77米ドル高（+0.16％）と小幅に2日続伸して終了。ウォルグリーン、ナイキ、インテル、ホーム・デポが1-2％下落したものの、中国が「737MAX」機の購入再開を検討と報じられたボーイングが4.01％高となったほか、ディズニー、メルクも1％超上昇した。S&P500は先週末水準を挟んでもみ合ったが、0.08％安とわずかに反落して終了し、ハイテク株主体のナスダック総合も0.22％安と反落した。

　S&P500の11セクターはエネルギー、ヘルスケア、生活必需品、一般消費財など5セクターが上昇し、公益、不動産、IT、コミュニケーションなど6セクターが下落した。ハイテク・ジャイアントはテスラが4.22％高となったほか、エヌビディアが0.59％高、メタが0.13％高と小幅に上昇した一方、アップルが0.86％安、マイクロソフトが0.81％安、アマゾンが0.68％、アルファベットが0.38％安と小幅に下落した。

　香港証券取引所は13日、深セン市場との相互株式取引「深港通（深セン・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（深）」（深センコネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（深セン→香港）
　　当日の売買代金：136億2495万HKドル
　　買い代金：60億163万HKドル
　　売り代金：76億2332万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

1 トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン（02800）
　　売買代金：1,334百万HKドル
　　買い代金：37百万HKドル
　　売り代金：1,298百万HKドル

2 美団（03690）
　　売買代金：899百万HKドル
　　買い代金：229百万HKドル
　　売り代金：670百万HKドル

3 テンセント（00700）
　　売買代金：663百万HKドル
　　買い代金：313百万HKドル
　　売り代金：350百万HKドル

4 MOGデジテック（01942）
　　売買代金：556百万HKドル
　　買い代金：269百万HKドル
　　売り代金：287百万HKドル

5 ハンセン中国企業指数ETF（02828）
　　売買代金：548百万HKドル
　　買い代金：―百万HKドル
　　売り代金：547百万HKドル

6 南方東英ハンセンテック指数ETF（03033）
　　売買代金：418百万HKドル
　　買い代金：58百万HKドル
　　売り代金：360百万HKドル

7 信達生物製薬（01801）
　　売買代金：405百万HKドル
　　買い代金：174百万HKドル
　　売り代金：231百万HKドル

8 小米集団（01810）
　　売買代金：346百万HKドル
　　買い代金：154百万HKドル
　　売り代金：192百万HKドル

9 快手科技（01024）
　　売買代金：318百万HKドル
　　買い代金：224百万HKドル
　　売り代金：94百万HKドル

10 薬明生物技術（02269）
　　売買代金：305百万HKドル
　　買い代金：137百万HKドル
　　売り代金：168百万HKドル