10日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.45％安の3039.66ポイントだった。深セン成分指数は0.46％安の9985.64ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5324億6800万元だった。

　上海総合指数は前日のNY市場が下落した流れを引き継ぎ、マイナス圏で軟調に推移した。米連邦準備理事会（FRB）のパウエル議長の発言を受けて米金融引き締めの長期化観測が改めて強まり、本土市場でも売りが広がった。また、中国の景気減速などが警戒される中、週末を前に利益を確定する動きも強まった。セクター別では、保険や航空・空港運営が全面安となったほか、自動車、不動産開発なども売られた。半面、医薬品販売とガスが全面高。製薬や石油も買われた。

　上海B株指数は1.22％安の227.16ポイント、深センB株指数は0.34％安の1065.88ポイントだった。

上海総合指数
　引値：3039.66ポイント
　前日比：-13.62ポイント
　騰落率：-0.45％

上海B株指数
　引値：227.16ポイント
　前日比：-2.81ポイント
　騰落率：-1.22％

深セン成分指数
　引値：9985.64ポイント
　前日比：-46.45ポイント
　騰落率：-0.46％

深センB株指数
　引値：1065.88ポイント
　前日比：-3.66ポイント
　騰落率：-0.34％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：3587.88ポイント
　前日比：-24.95ポイント
　騰落率：-0.69％

　10日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。米連邦準備理事会（FRB）のパウエル議長の発言を受けて米金融引き締めの長期化観測が改めて強まり、前日のNY市場で主要3株価指数がそろって下落した流れを引き継いだ。中国の景気減速なども警戒される中、週末を前に利益を確定する動きも広がっているもよう。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.40％安の3041.17ポイントで推移している。セクター別では、風力発電設備や造船が全面安となっているほか、インターネットサービスや教育も安い。半面、証券や石油、採掘が買われている。