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　8日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。中国の景気減速に対する懸念が根強く、売りが先行。10月の中国物価統計の発表をあすに控え、積極的な買いを見送るムードが広がっている。もっとも、前日の米ハイテク株高の流れを引き継いだ買いも入り、朝方には指数がプラス圏に浮上する場面があった。

　指数は日本時間午前10時47分現在、前日比0.09％安の17654.97ポイントで推移している。個別では、エネルギー株のCNOOC（00883）、ペトロチャイナ（00857）、中国神華能源（01088）が安い。パソコン大手のレノボグループ（00992）、カジノ運営のサンズ・チャイナ（01928）も売られている。一方、医薬品開発受託の薬明生物技術（02269）、不動産開発の龍湖集団（00960）、太陽光発電パネル用ガラスの信義光能（00968）が買われている。

　8日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。前日のNY市場は主要3指数がそろって上昇したものの、中国の景気減速が警戒されるなか、物価統計の発表を9日に控えて様子見ムードが広がり、相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.22％安の3050.41ポイントで推移している。セクター別では、採掘や石炭、自動車、石油などが売られる半面、不動産サービスやゲーム、医療サービスなどが買われている。