■ 11月7日（火）
【統計】貿易収支　10月
【統計】輸出総額　10月
【統計】輸入総額　10月

　6日の米株式市場で、中国ネット・IT株はまちまち。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比0.06％高の85.36米ドルと3営業日続伸。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）は1.15％安の108.40米ドルと反落した。主な中国関連ネット・IT株の6日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：85.36米ドル（+0.06％）
　■百度（BIDU）：108.40米ドル（-1.15％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：34.00米ドル（+1.25％）
　■JDドットコム（JD）：27.11米ドル（+0.63％）
　■ウェイボー（WB）：12.34米ドル（+1.65％）
　■ネットイース（NTES）：111.56米ドル（-1.03％）
　■モモ（MOMO）：7.17米ドル（+0.14％）
　■捜狐（SOHU）：8.46米ドル（-0.47％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：1.88米ドル（-3.59％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：7.51米ドル（+0.27％）

　6日のNY株式相場は米株は続伸。先週の米連邦公開市場委員会（FOMC）の結果や、弱い10月雇用統計などを受けた利上げサイクル終了期待が引き続き株式相場の支援となった。ただ、主要3指数が先週そろって大幅高となったことや、米10年債利回りが上昇したことで上値は限定的だった。

　ダウ平均は上昇してスタート後、71米ドル安まで下落する場面もあったが、34.54米ドル高（+0.10％）と小幅に6日続伸して終了。S&P500も0.25％安まで下落したが、0.18％高と6日続伸した。ハイテク株主体のナスダック総合は0.30％高と7日続伸し、今年1月中旬以来の長期連騰を記録した。

　S&P500の11セクターはIT、ヘルスケア、一般消費財など5セクターが上昇し、不動産、エネルギー、素材、金融など6セクターが下落。米10年債利回りは先週末の4.558％から4.649％に上昇した。投資家の不安心理を示すVIX指数は先週末の14.91ポイントから14.89ポイントに低下。小幅ながら6日連続での低下となった。

　今週は経済指標の発表が比較的少ないものの、パウエル米連邦準備理事会（FRB）議長などFRB高官の発言が多数予定されており、要人発言を受けた米10年債利回りの動向が注目される。終盤を迎えた第3四半期決算発表は、7日にD.R.ホートン、オキシデンタル・ペトロリアム、イーベイ 、8日にラルフ・ローレン、 ウォルト･ディズニー、9日にタペストリー、ウィン・リゾーツなど。