週明け6日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続伸。終値は前営業日比1.71%高の17966.59ポイントだった。中国企業指数は2.14%高の6182.05ポイント。メインボードの売買代金は概算で1151億8000万HKドル。
ハンセン指数は前週末の株高の流れを引き継いで高く始まり、序盤には心理的節目の18000ポイントを上抜ける場面があった。結局は同節目を下回って引けたものの、終値は10月12日以来の高値圏だった。3日発表の10月の米雇用統計が弱い結果となり、米長期金利の低下が続いたことで、投資家が運用リスクを取りやすくなったもよう。幅広いセクターが上昇するなか、原油安を背景にエネルギーが逆行安となった。
ハンセン指数構成銘柄では、大型ネット株の美団(
03690)が買われて相場の上昇を主導。ビールメーカーの華潤ビール(
00291)とバドワイザーAPAC(
01876)、不動産株の龍湖集団(
00960)と碧桂園服務(
06098)が大幅高だった。製薬の中国生物製薬(
01177)、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、カジノ運営のサンズ・チャイナ(
01928)も買われた。半面、エネルギー資源株のペトロチャイナ(
00857)、CNOOC(
00883)、中国神華能源(
01088)が売られた。海運株の東方海外(
00316)は大幅安となった。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は4.09%高の4098.58ポイントと3営業日続伸。電気自動車(EV)メーカーの理想汽車(
02015)とオンライン読書サービスの閲文集団(
00772)が11%超上昇した。企業向けクラウドサービスの金蝶国際ソフト(
00268)、データセンターの万国数拠(
09698)も大幅高。構成30銘柄のうち下落はSMIC(
00981)と海爾智家(
06690)の2銘柄だけだった。