■ 11月6日（月）
特になし

　3日のNY株式相場は続伸。注目された米10月雇用統計が弱い結果となり、米国債利回りの低下が続いたことや、米連邦準備理事会（FRB）による利上げサイクルの終了期待が高まったことが支援となった。

　ダウ平均は終日プラス圏で推移し、222.24米ドル高（+0.66％）の34061.32米ドルで終了。S&P500も1.29％高まで上昇後、0.94％高で終了し、ともに5日続伸した。ハイテク株主体のナスダック総合は1.38％高と6日続伸した。週間ではダウ平均が5.07％高、S&P500が5.85％高とともに3週ぶりに反発し、ナスダック総合は6.61％高と4週ぶりに反発した。ダウ平均は昨年10月以来の週間上昇率を記録し、S&P500とナスダック総合も昨年11月以来の大幅高となった。

　10月雇用統計では非農業部門雇用者数が15.0万人増と、9月分の29.7万人増から大幅に減少し、市場予想の18.0万人増も下回った。失業率は3.9％に悪化し、横ばい予想の3.8％を上回った。10月に一時5％を上回った米国債利回りは前日の4.669％から4.577％に低下した。センチメントは改善が続いた。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の15.66ポイントから14.91ポイントに低下。9月19日以来の15ポイント割れとなった。

　S&P500の11セクターはエネルギー（-1.01％）を除く10セクターが上昇。不動産が2.35％高と上昇率トップとなり、素材、コミュニケーション、金融、一般消費財、ITも1％超上昇した。ダウ平均採用銘柄は、ゴールドマン・サックスが4.42％高、ウォルグリーンが2.84％高、ウォルト・ディズニーが2.14％高となったほか、ナイキ、3Ｍ、ボーイング、インテルなども1％超上昇。一方、ユナイテッドヘルスが0.98％安と下落率トップとなったほか、弱い10−12月期売上高見通しが嫌気されたアップルも0.52％下落した。

　香港証券取引所は3日、深セン市場との相互株式取引「深港通（深セン・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（深）」（深センコネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（深セン→香港）
　　当日の売買代金：126億2094万HKドル
　　買い代金：66億2938万HKドル
　　売り代金：59億9156万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

1 テンセント（00700）
　　売買代金：1,010百万HKドル
　　買い代金：465百万HKドル
　　売り代金：545百万HKドル

2 美団（03690）
　　売買代金：805百万HKドル
　　買い代金：347百万HKドル
　　売り代金：457百万HKドル

3 小米集団（01810）
　　売買代金：658百万HKドル
　　買い代金：450百万HKドル
　　売り代金：208百万HKドル

4 SMIC（00981）
　　売買代金：355百万HKドル
　　買い代金：172百万HKドル
　　売り代金：184百万HKドル

5 信達生物製薬（01801）
　　売買代金：336百万HKドル
　　買い代金：173百万HKドル
　　売り代金：163百万HKドル

6 快手科技（01024）
　　売買代金：330百万HKドル
　　買い代金：283百万HKドル
　　売り代金：47百万HKドル

7 小鵬汽車（09868）
　　売買代金：298百万HKドル
　　買い代金：203百万HKドル
　　売り代金：95百万HKドル

8 薬明生物技術（02269）
　　売買代金：293百万HKドル
　　買い代金：168百万HKドル
　　売り代金：125百万HKドル

9 雲頂新耀（01952）
　　売買代金：287百万HKドル
　　買い代金：158百万HKドル
　　売り代金：129百万HKドル

10 チャイナ・モバイル（00941）
　　売買代金：282百万HKドル
　　買い代金：44百万HKドル
　　売り代金：238百万HKドル