3日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に続伸。終値は前日比2.52%高の17664.12ポイントだった。中国企業指数は2.39%高の6052.31ポイント。メインボードの売買代金は概算で909億1000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株高を好感し、終日プラス圏で堅調に推移した。弱い経済指標を受けて米国債利回りが低下し、利上げサイクルの終了期待が強まり、香港市場でも買いが広がった。きょうの中国本土市場が上昇したことも投資家心理を強気に傾けた。指数は徐々に上げ幅を広げ、終値は10月18日以来、約半月ぶり高値だった。
ハンセン指数構成銘柄では、テンセント(
00700)が4%超上昇したほか、AIAグループ(
01299)やJDドットコム(
09618)が3%超、アリババ集団(
09988)や美団(
03690)が2%超上昇し、指数を押し上げた。中国生物製薬(
01177)や中升集団(
00881)、李寧(
02331)の上昇も目立った。半面、中国宏橋(
01378)や万洲国際(
00288)が売られた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は3.25%高の3937.37ポイント。万国数拠(
09698)やビリビリ(
09626)、東方甄選(
01797)が上昇率上位で、下落はトリップ・ドットコム(
09961)の1銘柄のみだった。