3日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.75％高の3031.92ポイントだった。深セン成分指数は1.26％高の9857.40ポイントと4日ぶりに反発。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5005億2000万元だった。

　上海総合指数は小高く寄り付き、序盤に上げ幅を拡大。前日のNY市場で、米連邦準備理事会（FRB）による利上げの打ち止めが近いとの観測が浮上して米長期金利が低下したことから、投資家が運用リスクを取りやすくなったもよう。ただ、中国景気の先行き不透明感が根強いなか、上昇率が1％を超える水準では売りが出て、上値を抑えた。

　セクター別では、電機と電源設備が全面高。半導体とコンシューマーエレクトロニクスも買われた。中国の工業情報化部が2日に公表したヒューマノイド（ヒト型ロボット）開発支援策を材料に、買いが膨らんだ。一方、ゲーム、不動産開発、貴金属、自動車が売られた。

　上海B株指数は0.87％高の229.72ポイント、深センB株指数は1.26％高の1053.77ポイントとともに4日ぶりに反発した。

上海総合指数
　引値：3031.92ポイント
　前日比：22.51ポイント
　騰落率：0.75％

上海B株指数
　引値：229.72ポイント
　前日比：1.98ポイント
　騰落率：0.87％

深セン成分指数
　引値：9857.40ポイント
　前日比：122.63ポイント
　騰落率：1.26％

深センB株指数
　引値：1053.77ポイント
　前日比：13.13ポイント
　騰落率：1.26％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：3584.84ポイント
　前日比：30.65ポイント
　騰落率：0.86％

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